「あなたの事が嫌いです」/APPレビュー2

美少女ゲームのあらゆる常識を覆すゲームが公開されていました。「あなたの事が嫌いです」。


どういうこと…!?

早速ゲームを起動したらこんなメッセージが。


完全にマゾゲーだね〜。

ヒロインは3人からえらべます。


まずはギャルのありさちゃん!

どこか憎めない系か〜。口癖はきっと「猫のうんこ踏め〜」だろうな〜。

こういう子は悪そうに見られがちだけど本当は努力家でいい子で、おばあちゃんや子供に好かれるタイプで、将来の夢を聞いたら「笑わないでよね……保育士」って顔を赤らめて答えるんだろうな〜。で、絶対にツンデレ。ギャルはツンデレって相場が決まってるしね。主人公のこと好きになるとデレ要素が強くなって恥ずかしがって空回って、頭撫でたら「子供扱いしないでっ! ……だってみんなが見てるし(小声)」みたいに顔を赤らめ


気持ち悪くなってきたのでやめますが、きっとそういう感じの子だと思います!

あやちゃん!

クールな毒舌系でサバサバ系か〜。うんうんわかるよ! 根暗な男が嫌いってことはきっと、自分も何か内なるものを持っているってことなんだよね。こういうタイプは、意外にかわいいものが好きだったり、甘いものが好きだったり、本当は女の子らしくなりたいし甘えたいんだよね。家ではお兄ちゃんっこだったりね。なかなか本音が伝わらなくて、もどかしくて。だから、心を開きづらいんだけど、一度開いたらこっちのもの。

ここから、180度性格が変わるにゃんにゃん系なのか、孤高で気高く一緒に前を向いて歩いていく系なのかはプレイしてみないとわからないな。

最後のガールはひなたちゃん!

一番女の子っぽい。押しに弱い系の子は愛され系だから、周りがお節介焼きがちなんだよね。こういうタイプは、ギャルゲーだったら最初から主人公のことが好きなところからスタートするから、嫌われてるところからのスタートはレアなのでちょっと不安があるけど……。実は芯が強くて、大事なものを一生懸命に守ろうとする健気っ子なら、わかりやすい「正義」に飛びついてくるはず。例えば、馴れ馴れしい人が苦手らしいから、みんなの前ではとことん馴れ馴れしくしておいて、二人きりの時に少し距離をとってまったりと話すのが◎。ギャップを見せることで信頼関係を勝ち取れるよ。



どうしよう。嫌われるゲームみたいだけど完全に攻略できそうでしかない。

最初は、デレに転ぶか孤高の君に転ぶか未知数のあやちゃんと仲良くなるためにがんばるね。


また出てきた。念をおしすぎじゃなかろうか。


あやちゃんはクラスメイト。一緒に実行委員会になったよ。

同じ作業を共有する……二人だけの秘密を共有することは、恋に落ちるシチュエーションにはバッチリのやつだね。


ゲーム内容は簡単。タップするだけだって。

上のゲージをマックスまで貯めようね。

かわいいけど違和感……


あ、目を合わせてくれないんだ。

いやいや、そういう立ち絵なのかもしれないしね。


目が合いました。

最初の選択肢。

一番下で脅しておくのも手だけど、最初はやっぱり優しさを見せておこうね。一番上を選択。


まあ……最初は仕方ない。好感度は焦らず少しずつ上げていくから平気!

そして手を振り払われるまでになる。

そんなタイミングでイベント発生☆☆☆

これは……!

主人公がいないところで評価する、よくあるやつ〜。

結構な言われよう。

でもね、こういう子って気は強いけど、絶対に正論を言ってくれるんだよね。

「主人公のこと嫌いだけど…あいつまじめにやってくれるっぽいから、そこは評価するわ。そこだけね」

的なフォローは入るはず。

入らんのんかい!!!!


ここでおもわず爆笑。やばい。ゲーム、かたくなな〜。

そして舌打ちされつつステージ1が終わる。

ハートが割れて終わるという救いがなさそうなゲームなんだけどね、

ステージ2で異変が。

なんと、ステージ1よりも視線を交わしてくれているではないか!?

少しだけ希望がわき、小さな胸が高鳴る……。あなたも感じましたでしょうか?




残念ですが、この「勘違い」がストーカーとしての序曲になり得るんです。



昨今、若い人のストーカー事件が増え、ストーカー規制法も2013年に改正したばかりです。

最初に書いた女の子の性格の妄想だって、こちらの勝手な思い込み。

あなたの思い込みが膨らむほど、相手にストレスや恐怖を与えるのです。


本当に相手のことが知りたかったら、きちんと向き合うこと。

話せない、拒絶を感じる場合はもう思い切って執着をやめましょう。

辛い決断かもしれませんが、残念ながら世の中に合う合わないはあるんです。

あなたを受け入れてくれるフィールドは必ずどこか別のところにあるはず。

自分を過信せず、相手を思いやることが大事なんですね。



あれ、なんの話だっけ。



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