関東一のたこ焼き「白虎亭」は11月に6回だけ開く幻の店

来たね、酉の市の季節。

酉の市は商売繁盛の縁起物「熊手」を買いに、商売をしている人たちが集まる“お祭り”で、

きらびやかで、あちらこちらから三三七拍子が聞こえて縁起が良く、

商売していない人でも雰囲気を楽しめるのがすごく好き。

東京では浅草と新宿が有名ですが、わたしは毎年新宿の花園神社に行きます。

今まで知らなかったのだけど、何年も花園神社酉の市に行くプロが言うには、

1年に6回、酉の市の期間だけ出店する有名なたこ焼き屋の屋台があるとか。

調べてみると「関東一おいしい」らしいです。何それ!?


君の名は「白虎亭」

白虎亭の場所は、伊勢丹メンズ館やピカデリーのある区画と、歌舞伎町や区役所の区画を分ける靖国通り側の、ファミリーマートの脇から境内に続く細い道の途中にあります。

ここ。

入り口のところには「白虎亭」って書いてるお好み焼き屋さんもあるよ。


で、重要なのは、当日ここから入れないってこと!

この小道は出口専用になっていて、境内へ入るのはマルイメンの手前を左に曲がって明治通り側から入るようになります。

靖国通りまで続く大行列ができてますが、無視して前に進んでください。

この行列はお参りの行列なので、お参りしない人は脇からするっと入れます。


わたしが行ったのが平日の20時半ごろ。

会社帰りの人が立ち寄っていてピークだったらしく

朝8時台の山手線を思わせる混みようで、全然前へ進みません。

熊手もなんとか買えたけど、人圧で神様は潰れ、

大吉と書かれた金の熊手の先が折れ。

おそらく大吉が中吉くらいになってしまいました。

なのでひとまず退散することに。


22時半にリベンジに行きました

空いてるけどそれでも結構混んでます。

ここは境内から、先ほどの地図の細い道を通ってるところ。

道の途中にある赤い鳥居をくぐると……。

やっと見えた! 前に10人ほど並んでいましたが、もちろん並びます。

二人で回していて、一回のターンで鉄板4枚、12舟分のたこ焼きを焼いています。

ふた舟買う人もいるだろうから、次のターンかな。わくわく。

タコのほかに天かす、ネギ、紅生姜をまぶしていました。

値段は税込500円。

味も選べます。

あまり見ない「しょうゆ味」ですが、酉の市マスターがしょうゆがおすすめって言うのでしょうゆにします。

屋台のショー感って面白いですよね。並んでる人、みんなおじさんの手元に釘付け。

手際よく盛られるたこ焼き。

「マヨネーズつける?」

ひとりひとりに聞いてくれます。マヨお願いします〜!


屋台の隣に飲食ブースがあるので、そこで食べることができますよ。

ビールやノンアルも屋台で購入可能。

ゴミ袋もあり。


こちらが関東一おいしいと評判の白虎亭のたこ焼きです

ご確認ください。

たこ焼きは8個入り。

ソースがついていないので、普通のたこ焼きよりも色がさらっとしている感じ。

それにしても鰹節の量(好きです)。

夜中なので友だちと3人でシェアしました。


「いただきまー……あっつ!!!」


先に食べた人が悲鳴をあげました。

できたてだし、猫舌じゃなくても熱そう。

わたしはたこ焼きは真っ先に割って冷まして食べる派なので、いつも通り割ったのですがそこでびっくり。

シチューみたいにだしがどろどろ!! これは熱いわ……。


屋台のたこ焼きってもっとコロコロな感じがあるけど、全然違うの。

このだしがきいたどろどろのおかげで、最後まで熱く美味しくいただけました。

しょうゆ味しか食べてないけど、ソースよりも繊細なしょうゆ味のほうが、だしを堪能できる気がする。


酉の市は11月に一の酉、二の酉、三の酉とあり、新宿の花園神社はその前日も前夜祭があります。この6回のタイミングでしかお目見えしない幻のたこ焼き屋さん。しかも関東一フードが500円で食べられるって贅沢のコスパよすぎ……。


行くなら、すっごく早い時間か遅い時間がおすすめですよ。

本当に混んでるから潰されないようにお気をつけて!

わたしはまた来年に〜。


tom

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