大量生産型おしゃれのはなし

自分のセンスだと信じていたものが、もしかしたら情報操作だったらこわいなって思った。


みんな大好きカメラマン吉松さんと話したんだけど、

「最近あんまり原宿行かないけどさーおしゃれな人っていなくない?」

って。じゃあどんな服の人が多いのか言ってみましょう、せーの。

「シンプルなトップスにワイドパンツ、ハット、ロング丈のアウター」

ニコイチなんじゃないかってくらいピッタリ合っていたな。


雑誌が売れない。

わたしたちが関わってる雑誌の感じの服着てる人、街に少ない、、。


でもなんでか、上記のお洋服の人がいっぱいいる。世の中が“大量生産型おしゃれ”に移行している。だってそれって困らないものね、ただのおしゃれだから。良いことだから。個性的って言われるより、おしゃれって言われた方がみみざわりがいい。


好きなブランドを着てうれしいっていう内側の気持ちよりも、スベらないっていう外に向けての気持ちのほうが大事なのかもしれないよね。


たくさんのメディアからコーディネイトを比べて見て、同じようなのをスベらないファッションだと判断してピックアップして、それを自分のセンスだと疑わないで着る。


なんかそれってちょっぴり洗脳っぽくてこわい。


本当に好きな服を着てますかっていう話。

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