幻を幻で終わらせない旅へ/IT戦士が青森で働けるのか検証的プチ移住 EIGHT

最初に載せる写真がサムネイルになる仕様なので最初にオチを出しますが、この絶景。

わたしはこの場所に実際に立ったとき、

「日本にはまだまだわたしが知らなくて、想像を超えてくる、神秘的で美しい景色があるんだ」

って思い、日本のことをもっとたくさん知りたいって気持ちが高まったのでした。


*ことの発端(prologue)*1日目 *2日目*3日目 *4日目*5日目*6日目*7日目  


今日は会社休みます!

朝5時半から起きてメールチェック。お化粧前です。

これがサムネイルに来たらとてもじゃないけど面白すぎるので先ほどの景色にしました。


9月19日(月・祝)。

秋を迎える青森の朝は、冷たい空気がうぶ毛をひんやりと撫でていく感じ。

暑すぎず寒すぎず。今日は日中24度らしいので、何を着ようか迷う……。


この日は大浦さんが絶景案内人

東京にいたとき、軽く前調べをしていたのですが、

弘前に来たら、ちょっと遠いけど「青池」に行ってみたいなって思っていました。


北海道の青い池も見たことあるんだけど、そのときは微妙で絶妙に緑池だったな〜(笑)とか思い出しながらバスや電車を調べていたら、コンシス代表・大浦さんが車を出してくださるとのこと!

オタハメンバー4名、連れて行っていただくことになりました。

8時15分に出発。車内でも名物・毛豆を食すメンバーたち。味がお芋や栗のように濃くておいしいのだ。

新メンバーは奥が桧山さん、手前が小野寺さん。


岩木山神社に立ち寄る

まずは岩木山のふもとにある神社にやってきました。

ここは小野寺さんが行きたかったところだったみたいで、特に喜んでいました。

でもずっと「チリンチリンアイスがない……」と言っていました。

なんだろチリンチリンアイスって。

足湯もありました。

狛犬の代わりにいたもの。


手水舎、遠い。

すごく荘厳な場所でございました。パワースポット。


嶽温泉で幻の嶽きみを買う

あの幻の嶽きみの、本物のおいしいやつを食べたいならここだ!

と、連れてきてもらったのが嶽温泉。

温泉は入っていませんが、とてもニオイが独特だそうで。


小野寺さんと桧山さんは初の嶽きみ。

ゆで嶽きみは1本220円。


わたしは顔ハメあたりでうろうろしていたんだけど、目の前に車が止まり、「テレビに出ている人ですか?」と聞かれました。蒼井優さんと石原さとみさん、どっちと間違えられたのか未だにわかりませんが……(困)。

(調子乗ってすみませんでした)



やばい、カカシがやばい

途中で車が止まり、なんだろうと思って外に出たら仰天。

かかし!


鰺ヶ沢町には「かかしの里」があり、たくさんのかかしが立っていました。

何かのパロディが多かったです。


走り出したくなる千畳敷海岸の絶景!

またしばらく車を走らせて、途中で下車。

今度はどこだろう? と思って前方を見ると、そこはだだっぴろい岩と海!!

いろいろ調べたはずなんだけど、こんな絶景があるなんて全然知らなかった!

「日本の水浴場55選」、「日本の夕陽百選」に選ばれている千畳敷海岸。

ごつごつとした岩床が広がる。大浦さんありがとう、大好きです! 

そのころ大浦さんは、女の子たちに「撮ってくださ〜い♡」と頼まれ、撮影に勤しんでいました。


私たちも海バックで撮りましょうね〜。

「女の子たちみたいに、せーのでジャンプして撮りましょう?」

「小野寺さん!!?」

せーのっ

 ああっ、慣れてない感……!!

もっかい!

紹介します。右からリア充、大喜び、チュンリーが勝ったときの最後のやつ、苦悩、です。


そしてメインの青池へ!

ちょっと場所がわかりづらいから一度地図入れるね。

右のほうにある弘前市内から岩木山を通り、鰺ヶ沢町、そして海岸沿いを通り、山を登って青池へ行ってるよ。

駐車場に車を止め、森の中を歩きました。

ここ、すごく空気が澄んでいて気持ち良かった!

そして森の奥にひっそりとそれがありました。

え、本当に「青い」!!

美しく青く澄んだ水は、水底までしっかりと見える透明度。 


水が青くなる理由は科学的に解明されていないそうです。

でも理由なく「不思議」が存在することってロマンだし、

だから幻と言われるわけで。

そういう意味わかんないものと握手していきたいし、もっと仲良くなりたいから、

解明されてなくてありがとうってむしろお礼を言いたい気持ちです。


ああ、もうお腹いっぱい。最高でした、青池。


深浦町で幻のにんじんを食べる


深浦町に戻りつつ、お昼なのでお店に入りました。

深浦は「ふかうら雪人参」が名物。

12月〜3月のちょっと遅めに収穫しているそうで、糖度が高いのが特徴。

せっかくなので、ビーフシチューでいただきました。


ごろごろとしたふかうら雪人参。

うん、たしかに味がしっかりしていて、甘みがある。


一方、出口さんはカツカレー食べてました。


そんな人参畑を拝見

「裏スポットなんだよね」と大浦さん。

山を登って着いたのは、北海道の大地を思わせるだだっぴろい人参畑。

ご友人に許可をとってくださり、特別に見せていただけることになりました。 

ふかうら雪人参、すべて手作業で収穫するって聞いたけど、すごいねこれ……。

これはほんの一部だけど、右も左も前も後ろも、ずーっと畑が広がっています。

風車も大きくて、自分が小人になった気分。


幻の混浴! 不老ふ死温泉へ

青森県にはまだ有名な混浴がありました、その名も、不老ふ死温泉。

しかし小野寺さんとわたしは女性専用の露天風呂に直行(笑)。


露天風呂にたどり着いて呆然。だって、目の前がすぐ海! 海面とほぼ同じ高さ。

これ大丈夫なの?ってくらい海が目の前なの。

どこまでも伸びる水平線。

身を乗り出して海を眺めていると、露天風呂の外にいた小さな男の子と目が合いました。 


お湯はオレンジ茶色っぽい色だったよ。

日帰り入浴は16時まで(15時半受付終了)。入館料600円でタオルレンタルあり。


行合崎で日本海を眺める

今度はちょっと高めの場所から日本海を眺めてきました。

パノラマ撮ってる人もいたくらい、目の前を阻むものがないのです。

お天気で良かった。

赤く染まり始める空を見つめて、それぞれ思いを馳せていたのではと思います。

しばらく草が風で擦れる音だけ聞いていました。


「なにもない」から惹かれる轟木駅

JR五能線の無人駅・轟木駅は、2002年の青春18切符ポスターに採用された駅。

人もいない、トイレも自動販売機もなにもない。


あるのは小屋と、交換ノート。

遠くからわざわざ足を運ぶ人もいるくらい、多くの人に愛されていました。

これからも、ここにあってほしい。そう願います。


日本一の大イチョウがひっそりと存在する

深浦町はまだまだできる子で、樹齢1000年を超える大きなイチョウの木があるんです。

首が痛くなるほどひたすら見上げなければならない、大木。

イチョウの木ってこんなだっけ? わりと離れたんだけど、幹全体が収まりきらない。

まだ色づくには早い季節でしたが、きれいな緑の葉が茂っていました。


鯵ヶ沢のわんこ、わさおに会いにいく

「志村けんさんが来た店!」

やば!これ!やば!アピールうける〜〜〜と訪れたのは、きくや商店さん。

ブサかわワンコで有名なわさお君がいるとの情報でしたが、お留守でした。



帰り道の岩木山に癒される


夕日を背負う岩木山を車内から眺めながら、弘前に戻りました。

今日は一日、濃かったな〜。


最後の夜なんです、今日

わたしと出口さん、実は翌日でリモートワークが終了。

新しい人の加入もあるので、みんなで飲みましょう! と、瑞月というお店へ。

安定のおいしすぎるお刺身から始まりました。


kimoriのシードルは大浦さんが途中のお店で購入したもの。

持ち込みは飲み放題&仲の良いお店だからできること。

旬のさんまをまるまる食べさせていただきました。

超ぜいたくさせてくださり、ありがとうございます(泣)。

旅の途中で大浦さんが購入した、ホヤとミズもいただきました。

ホヤ、この姿だとグロくないよね。ミズはさっぱりとしていて、食べやすかったです。


最後の夜はオタハで二次会

「オタハでみんなで飲んだことないし、宅飲みしたい」

と出口さん。たしかにそうだね〜って、裏のお店で買い物をしておうちへ。


本日新メンバーも加入し、「もしかしたら今夜が一番人が多いかも」ということ!

全員で記念撮影をしました。 

始めは3人。そして2人暮らしがしばらく続き、

寂しかった家がこんなに賑やかに。

なんだか嘘のような夢のような、それこそ幻を見ているかのような……。


夢オチではない、よね?



tom


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