前編の出雲大社を出たあとのお話。
メインが終わってしまったから…有名な灯台に行ってみる
本当に思ったんだけど、そして今更あれなんだけど。出雲大社、車があったほうがいいよ。歩いて駅周りのお土産見るのも楽しいかもしれないけど、車あると、もっと違う体験ができると思う。例えばね。
私「時間もあるし、せっかくだから違う神社にも寄ろ〜」
母「その前に、母さん行きたい場所があるんだけど」
車をしばし飛ばして着いたのが、島根県の最西端に位置する「出雲日御崎灯台」。
ここ「世界歴史的灯台百選」なんだって。日本で選ばれた5つぽっちの灯台の中のひとつだよ。行かなきゃだね! 拝観料は200円!
階段は163段。案の定、自力で登るんだよ。ここがとても怖かった……。
さすが灯台、すごく高い。足がすくむ!
出雲大社の時点で薄々気づかれていたかもしれないけれど、本日は曇天なり。それでもビューは最高だった。ただひとつ誤算だったのが。
母「高くて無理〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!」
待って。母、なんで登ってきたん。
曇ってはいるけど、海風が気持ちいい。父の実家が島なので、海には昔から思い出とか愛着が
母「本当に無理〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!」
はい、わかった、降りようね。
駐車場に戻ると案内所があったから、ちょっとのぞいてみることに。おばちゃんがひとり、留守番をしていたよ。
挨拶をしてくるりと部屋を見渡すと、あるものが目に入った。
私「あの、これお借りできますか?」
おば「どうぞ〜」
私「ありがとうございます!!」
やっぱり、観光地に来たらこれをやらないとね〜〜。
顔はめ!
すごい。手作りかよ!!!
手で持つじゃん?
足見えてるじゃん?
やばい、笑いすぎてお腹痛い。斬新すぎて腰抜かしそう。
世界歴史的灯台百選はすごいな! いい思い出になったよ。ありがと〜!
良縁があるか池に紙を浮かべて占う「鏡の池」に挑戦!
少し高速道路に乗って移動。次のお目当ては「鏡の池」。島根県松江市の「八重垣神社」にそれはあるよ。
ご祭神はスサノオノミコトとクシナダヒメの夫婦。日本神話「ヤマタノオロチ」に出てくる神様で、クシナダヒメが鏡代わりにしていた池が「鏡の池」と呼ばれるようになったそうな。
そんなカップルの神社で有名なのが、「鏡の池占い」なんです。
まず、社務所で占いの和紙をゲット。
1枚100円だよ。
何かがうっすら書いてあるっぽいけど……読めない。なんだろう?
拝殿を通り過ぎて、奥に進むようにと案内があった。森の中を歩いて数分……。
鏡の池が現れた。森の中の池って、雰囲気があるね。ここに和紙を浮かべ、10円か100円玉を乗せて、和紙が沈む時間で良縁が近いか遠いかを占うんだよ。
そしてこれを読んだ人はとても運がいい。なんと動画があるのでご覧になって。鏡の池の全貌と、注意点が全部詰まっているから。
水に浮かべると紙の占い文字が読めるようになるギミック超いけてる。15分以内に沈めば良縁が近く、30分以上かかると良縁が遠いと覚えておいて。
しかし鏡の池ではすごく笑った〜。母とこんなに爆笑することなんて、ほとんどないんじゃないかなぁ。
最後に、近所にある「神魂神社」に寄ることに
八重垣神社の近くに、知る人ぞ知る素敵な神社があるとわかったので覗くことに。もうこうなったら、ついでに行けるところまで行こってノリ。でも時間はもう16時。急がないと暗くなっちゃうね。
ここが「神魂(かもす)神社」の入り口。雰囲気があって、ジブリ映画みたい。
中でもわたしは手水に心を奪われてしまった。石のコケもきれいだし、柄杓も竹でできていてカッコいい。そして山水がちょろちょろと落ちているのだ。なんという美しい手水場。
そして静かに鎮座する本殿。わたしは神様とかよくわからないんだけれど、ここは本能的に何か神々しさを感じていたと思う。
本殿は現存する最古の大社造で、国宝に指定されているんだって。
主祭神は、イザナミノミコト。女性の神様。
向かって左側にあったお稲荷さんの社もとても古かったよ。こっちも重要文化財に指定されているもの。
呼吸の音と木の葉がたまに擦れる音しかしない荘厳な場所を締めに、母との島根の旅はおしまい。
たくさんの距離を移動した今回。こういうプチ旅って大人になると特に、友達やお付き合いしている人と行くことが多くなるよね。でもわたしは母と行ってみて、本当に久しぶりにお互いお腹の底から笑って、気持ちよい場所に触れて、見たことのない景色を見て、夏を共有することができてね。旅ってすごいな万能だなって改めて思ったんだ。
なかなか普段、お母さんと恥ずかしくて話ができない人も、旅先だと話が弾むし、一緒にいろいろと考えながら移動するのって楽しいんじゃないかな。With 母、全然悪くないよ。むしろ勧めたい。
……そういえば最初から最後まで、恋愛のお願い全然してなかった!
tom
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