【西伊豆】歴史と桜の町、松崎町へ春に行くならこんなお散歩しよ

3月後半、静岡県の松崎町が素敵って聞いたので遊びに行ってきました。

松崎町の簡単な印象を先に語ると、ものすっごい漆喰オタクがいた町ということかな……。

でもその方がいたからこそ素敵な町になっているので、町並みを紹介するね。

このお気に入りのビートルズごっこは、インスタでプチバズったようでよかったです。

秘境と言われるけれど。半日もかからず着いちゃう松崎町

早朝、新宿に集合してから車で連れて行ってもらいました。

3時間ちょいくらいかかった松崎町はここ。

静岡の伊豆半島の左側、西伊豆と呼ばれるところです。

電車だったら、東京駅から伊豆急下田駅へ2時間半かけて行き、バスで約50分。

新幹線なら三島駅で降り、電車で修善寺駅まで約30分乗り、その後バスで約100分くらいで着きます。

東京からなら朝出れば、お昼ごろには着くくらいの秘境。

車で行くと途中で富士山が見えたりもするので、どちらで行っても素敵。

前半のこの記事では、町の歴史と観光スポットを見ていこうね。


松崎町の中心に行く!

松崎町の観光MAPをお借りして、あつあつなところ書き込みました。

ひとつずつ紹介していきますね。


01.春は、和装で町歩きができる!

松崎町では春、和装歩きイベントをやっています。

春色町歩きオフィシャルサイトもご参照ください。

4月8日(月)までですが、今週末がいちばん桜が見頃だから行く人はぜひね〜!

私たちは御宿しんしまで浴衣を借りました。

町歩きの浴衣は120分1000円! 安いね〜。着付けもしてくれますよ。

photo/@rie_0211

和装が安かったから、観光案内人力車もチャーター。30分1人2000円です。

人力車がお迎えに来てくれて、地図の「お散歩コース」あたりを散策しました。

町の各所に見られるこの壁は「なまこ壁」というもので、作られ始めたのは江戸時代、安政の頃だそうです。

耐火、防湿、防水性を求めて作られたこの壁の、盛り上がっている部分は漆喰。

規則正しく並んだ目地が美しく町に映えます。

photo/@rie_0211

顔ハメ風だけどちょっと違う、フォトスポットもありました。笑


お散歩コースの途中にある伊豆文邸では、3月の季節柄、雛人形が飾ってありました。

しかもたくさん。

今ってお家も狭くなりがちだし、雛人形なんて出せる家はわずかだと思います。

お雛様、久しぶりに見た気がする。

おうちの中は無料で見学ができますよ〜。

冒頭のアビイ・ロードもこちらの通り!

観光協会のお向かいの、おうちの壁に書かれているので探してみてね。


02.漆喰を愛し、漆喰に愛された男を知る

町の壁にも使われている漆喰。

松崎町には漆喰オタクみたいな人がいました。歴史の勉強もしていきましょう。

松崎町で生まれた左官職人、入江長八さんという方がいます。

この人はスーパー器用な人で、若い時に江戸に行って絵を習っていたのですが、

浄感寺が焼けて建て直しすると聞きつけ、戻ってきて工事に参加しました。

彫刻家の石田半兵衛邦秀と一緒にお寺(当時は学校)を作り、その作品が残っています。

長八記念館(浄感寺)。

驚くのが天井の立派な龍。和紙に描かれているんだけど、なんとお腹は漆喰で作られています。

周りを囲んでいる枡組も、木の上に漆喰を塗り、さらに塗装しているそうで、館長いわく「なぜそんなことをするのかわからない」とのこと。

この龍は角度によって表情が変わるし、時間によっては龍の目が光ったりもします。

すごいギミックをこしらえたもんだ。

漆喰ってそもそも色が残りづらいもので、だから外の壁も白黒で作られているんだけど、

長八の作品は色が鮮やかなのが特徴。

もちろん焼香台も漆喰でできています。

いや、もちろんって!

触るとつるつるしていました。

彫刻も素晴らしいので合わせて見て行ってください。

ちなみにここに亀が2匹いるらしいんですけど、私には一切見えませんでした。つらい。

入館は9:00〜16:00で、大人500円。不定休。

移動して伊豆の長八美術館へ。

とてもモダンな外観。

ここではシンプルに長八の作品を見られます。

漆喰で細かい絵を描いちゃう長八のために、

館内には虫眼鏡があります。

お茶碗の細部まですごい。

なんの変哲もなさそうな、掛け軸にかけられた日本画ですが。

絵はもちろん、掛け軸まで漆喰という徹底さ。Twitterがある時代だったら確実にバズってたと思います。

というか長八は若い頃からなんでもそつなくこなしていたそうなので、芸術の神に愛された天才系で私が好きなタイプだったと思います。


ここでは展示のほか、ワークショップも行っているそうなので、

時間があれば遊んで行くのも楽しそう。

9:00〜17:00で入館料大人500円。年中無休。


03.川の上は特等席でしょ! 舟でお花見できるよ

次はこちらへ。

1200本の桜が並ぶ那賀川で、カヌーに乗ってお花見ができる体験を毎年行っています。

ということで、桜が咲いていない時期でしたがひと足お先に行ってきました。

photo/@kumaya

菜の花きれい〜!

photo/@kumaya

このわきの木、全部、桜! 咲いたらきれいだろうなあ。

10人乗りカヌーで、漕がなくてもスタッフさんが漕いでくれるから楽でした。笑

予約はこちらから! まだいける!! マイケル!!


04.お花畑でかかしと戯れて足湯するコンボキメた

カヌーの隣には広いお花畑があります。

田んぼの農閑期に何かしたい……と始まったのがこの「田んぼをつかったお花畑」プロジェクト。広大な土地のお花は圧倒されます。5月1日からはお花摘みが始まるそうですよ。

お腹の模様が伊豆半島柄の子牛ちゃん。

逆サイドはキュートな柄なので実際に見てみてね。

手作りのかかしは、町の人が夜な夜な作っているそうです。今は馬を製作中とのこと。

photo/@kumaya

フォトスポットはここかなあ。お花バックで足湯をどうぞ。

田んぼだしタオルはないから持って行ってね。


05.夕日がきれいすぎて泣く

みなさんは夕日をを見て泣いたことありますか?

大げさっぽいけど、本当にきれいな夕日って感動的です。

空、見上げてますか? 顔上げてこ。

というわけで日没前には、ここに集合。

この日はちょうど天気や雲の感じもよく、素敵な夕焼けが見られました。

今日の明かりが少しずつ消えていくその様は幻想的で、寒さも忘れて見入ってしまいました。

見られるかわからないのが自然の気まぐれでつれないところだけど、

もし、焼けていく夕日を見られたらうれしいね。


ひとまず前半終了〜。

次回は車で行くっきゃないけど素敵な観光スポットやこぼれ話を載っけていきます。


tom&🐖

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